ドライフラワーアレンジ
 製作編>撮影2


レンズ効果を使いましょう

ドライフラワーの本とか見ると、作品だけが浮かび上がるような写真を見られたことがあると思います。
それは背景がきれいにボケて、作品だけにピントが合っているからです。
このような写真にするには、それなりのレンズが必要ですが、出来るだけ近い写真にする方法を考えてみました。

1眼レフ+75〜300mmf5.6で撮影

ベストな撮影機材は、やはり一眼レフに明るいレンズ一眼レフカメラはレンズを通して被写体を確認できるのが魅力。
レンズは一般的に望遠系の明るいレンズを使って、絞り開放で撮ると、背景がボケた写真になります。
私が良く使うのは、85mmF1.8と200mmf2.8です。クリスマスアレンジの作品は85mmf1.8を使ってます。背景をちょっと入れたかったので絞りはf2.8にしてますただし、このレンズは最短撮影距離が長いので、マクロレンズの方がもっと本に近い写真が撮れるでしょう。
(持ってないので、予想になってしまいますが...)

子供の運動会のために300mクラスのズームレンズを持った方も多いと思います。左の写真は75〜300mmF5.6のズームレンズで撮ったものです。このクラスでも最短撮影距離まで近づいて、絞り開放で撮ると、背景を省略できます
写真の4角が暗くなるのはこのレンズの限界なのでしょう。

ズーム機能付きのコンパクトカメラは望遠側で、かつ近づいて撮ることをオススメします。
ズーム機能無しのコンパクトカメラの場合も、出来るだけ近づいて撮ることをオススメしたいと思います。
またその場合、作品から背景(壁とか床)までの距離があるとより背景がボケると思います。
コンパクトカメラは一般的に28mm〜35mmのレンズなのでボケるまでいくか難しいかもしれません。
どの程度までボケさせられるかは私のコンパクトカメラは故障したままなので、ちょっと試せませんでした。

次に絞りの違いの差でボケ方がどれだけ違うか、比べた
例が左の写真です。両方の写真とも同じ50mmレンズで
絞りのみ変更しました。後ろに置いた小鳥のボケ具合を
比較してください

上が絞りf8(一般的なコンパクトカメラの望遠側)
下がこのレンズの開放(f1.8)

下の写真、すなわち開放で撮った方が、ボケが大きいで
すね。
絞り開放では、背景がごちゃごちゃした場所のときに
有効です。

この50mmf1.8のレンズは、各社とも一番廉価なレンズで
すので、一本あっても良いかなと思います。